消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

多重債務でニッチもサッチもいかず頭を抱える人が集まるランキング

株の信用取引の追加担保の差出により、僕は武富士で限度額いっぱいの80万円を借りてしまい、他社借入件数4社目、260万円の借金を抱える身になってしまった。

このレベルまでくると僕の安月給のサラリーマンの給料では非常に返済が困難だ。

当時はグレーゾーンがまだ騒がれていない時代だったので、大手の消費者金融といえども、27％～28％の金利は当たり前だったので、毎月の金利を返済するのに精一杯になってしまう。

毎月元本が減らずに、金利だけ支払っているというレベルになってしまうわけだ。

まぁそれでも本業以外にアルバイトなどの副業でもしながら頑張れば返済できない金額ではない。

僕は「これ以上、消費者金融から借りるのはやめよう」と淡い決意をした。

しかし所詮、「淡い決意」でしかなく意志の弱い僕は更に借りてしまわざるを得なくなってしまうのだ。

そう、信用取引で大量のIT株を買っていた僕は、「もうこれ以上は下げないだろう・・・」と根拠の無い期待をしていたのだ。

しかも、「今のIT株の株価が元に戻ればたちまち現在の借金なんて完済できる」と未だに持ち株を当てにしていたのです。

しかし、私の期待とは裏腹に私のIT持株は更にズンズンと下げていくのでした・・・・

ある朝の東京市場の寄り付きでストップ安で下げている私の持株を株式ニュースで見たとたんに、私は「ギャッ！」と叫んでしまった。

そして持っていた水の入ったコップを落としてしまし、床に無残に四散したコップの存在にも気付かずにボー然と立ち尽くしていたのだ。

『このままでは、ヤバい！今すぐに追証（追加担保）を入れないと全持株が強制決済されてしまう！これでは今まで体の一部を切り離すような気持ちで消費者金融でお金を借りて株を買い支えてきたのに、水の泡になってしまう！！』

僕は外に飛び出して駆けだした。

会社の出勤時間だというのに、会社とは反対方向に走っていた。

そう・・・消費者金融の無人ATM機に向かって走っていたのだ。手にはシンキのノーローンカードを握りしめていた。

そしてかくして僕は5社目のノーローンカードを限度額100万円一杯一杯借りてしまった。

そしてその100万円を証券会社の信用取引の追加担保に充当した。

これで借金額が360万円となってしまった。
これは正に立派な多重債務者である。

この先どうなるのだろう・・・僕は。
頭の中も心の中も真っ暗な僕は、会社に遅刻して出勤した。

上司がなにやら怒鳴り散らしていたが、そんな怒鳴り声も全然耳に入っていなかった。

消費者金融の多額の借金で頭がいっぱいだったからです。

⇒次回に続く


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