消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

借金地獄の実話面白ドキュメンタリー

「バカと消費者金融は使いよう」・・・これは僕が考えた言葉だけど、今思えば、この言葉は僕の為にあるような言葉だ。

僕は結局、消費者金融を使いこなすことができなかった・・。
借金のコントロールを制御することもできなかった・・・。

そして気がついたら重度の超多重債務者になっていた・・。
まさに「バカと消費者金融は使いよう」である。

さて、当時の僕は消費者金融のアコムとプロミスの大手２社からお金を借りていたのですが、更に3社目の融資を受けるという愚をおかしました。

アコムで限度額50万円、プロミスで限度額50万円、通算すると100万円の限度額を持っていて更に、アコムマスターカードのショッピング枠が50万円、プロミスＪＣＢカードのショッピング枠が50万円の計100万円のショッピング枠がありながら、僕はまだ満足していなかったのです。

その当時、アコムとプロミスの2社で十分やりくりできていた。毎月2社の借金の返済もなんとかこなしていくことができていた。

しかし、僕は贅沢なことにさらに多くの借金の限度額を欲してしまったのです。

つまり借りる必要も、どうしても借りなければいけない切羽詰まった事情があるわけでもないのに、更に他社の消費者金融のキャッシングカードを求めて無人契約機に足を運びました。

３社目はレイクに決めました。
当時のレイクは「ほのぼのレイク」と呼ばれておりました。

ほのぼのレイクは、東京の雑居ビルにある無人契約機で融資の申し込みをした。ここは１階のフロアが無人契約機コーナーになっていて２階のフロアが有人店舗事務所になっていた。

無人契約機での融資申し込みも３度目になると、慣れていてあまり緊張もせずに堂々とお金を借りれてしまえる自分がそこにいた。

消費者金融で堂々とお金を借りれる自分が「腹のすわった度胸のある男」だと勘違いしている自分がそこにいた・・・。

そしてかくして僕はほのぼのレイクでもキャッシングカードの発行ができた。限度額はまた５０万円だ。

アコムで50万円、プロミスで50万円、レイクで50万円・・・当時の安月給サラリーマンの僕にとってよくこれだけ借りれたなぁと感心しました。

当時の消費者金融は今とは違い審査もかなり甘かったのではないだろうか。どこの消費者金融会社も新規の顧客の獲得に積極的だったようです。

だから僕のようなしがない安月給サラリーマンでもホイホイとお金が簡単に借りれたのだ。

しかし、僕は愚かな事に、どこの消費者金融会社もバンバンと50万円からの大金を貸してくれることに対して、『自分自身の価値がそれだけ高いのだ！』と勘違いをしていたのだ。

現実は決して自分自身の人間としての担保価値が高いわけではなく、ただ単に当時の消費者金融はどこも審査が甘かったにすぎない。

でも僕が望めばどこの消費者金融もバンバンとお金を貸してくれる事に対して自分自身の価値が認められたと思いこんでしまい、悪い気がしなかったのだ。

僕は学生時代は成績も悪く落ちこぼれで、いつも先生に怒られており、同級生にもバカにされておりました。当然ですが女の子にもモテずに彼女ができたことも一度もありません。

そして社会にでてサラリーマンになっても、いつも上司には怒られ、同僚には仕事ができない奴と思われ自分自身が認められたことは一度もありませんでした。

家族も僕の将来の行く末をかなり心配していたようです。

しかし、そんな落ちこぼれでダメ人間の僕でも、消費者金融に行けば、綺麗なオネーさんが笑顔で迎えてくれる（・・・といっても無人契約機のモニターだが・・）。

そして自分が望めばどこの消費者金融もたくさんのお金をいつでも貸してくれた。自分の価値が認めらたような気持にさせてくれたのが消費者金融だ。

そして消費者金融で借りたお金を使って夜のキャバクラや風俗店にいけば、若くてきれいなオネーさんは私を優しく恋人のように接してくれた。
自分がモテ男でいられる時間が嬉しくて仕方がなかった。

キャバクラや風俗のオネーさん達は僕が目当てでは無く、僕の懐のお金が目当てで恋人のよう優しくしてくれていたことも、その当時の僕には知る由もなかった。

「この子は僕に気があるのでは？」・・・と本気で勘違いをしていたのだ。そしてますますキャバクラ通いや風俗通いに拍車をかけることになってしまった。

僕は消費者金融にのめりこんでいった原因は、今まで自分の価値が誰にも認められなかった反動なのかもしれない・・。

唯一、消費者金融だけは僕を認めてくれていつでもお金を貸してくれるから、消費者金融に対しては親友や恋人以上の感情を持っていたのです。

そんなわけで、僕はアコム、プロミス、レイクの3社からお金をかりるようになって、自由に使える限度額が増えていくに従い、キャバクラや風俗などに使う散財もさらにエキサイトしていった・・・。

⇒次回に続く


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