消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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あんなに消費者金融でお金を借りる事を恐れていた気の小さい僕がいつの間にかアコム⇒プロミスと大手の消費者金融2社からお金を借りていた。

そのころになると、消費者金融からお金を借りる事に対する抵抗はすっかり消え去ってしまい、消費者金融は僕にとっては仲良しのお友達となっていた。

当時、これといった趣味も無く、友達も少なく、彼女もいない僕にとっては唯一僕の願いをかなえてくれる親友が消費者金融であった。

消費者金融のプラスチック製のキャッシングカードは今や僕にとっては好きな時にお金を出してくれる魔法のカードであった。

僕にとって願いをかなえてくれるアラジンの魔法のランプならぬ、アラジンの魔法のカードでありました。

アコムとプロミスのカードを手にした後の僕の生活はますます荒んでいくのでありました。頻繁なキャバクラ通い、風俗通い、そして暇つぶしの競馬やパチンコ・・・。

手持ちの小銭が無くなると、迷わずＡＴＭに駆け込みキャッシングカードを使ってお金をおろしては使った。

そして給料日後になると僕はアコムとプロミスの借金を最少返済額のみ返済した。延滞をするとブラックリストになってしまうとどこかで聞いていたので返済だけは期限を守ってきっちりおこなったのだ。

そして間もなくして、プロミスから僕の携帯電話に電話がかかってきた。電話が来たときは正直びっくりしました。

「まさか、返済期限を忘れていたのでは？？」とギョッとしましたが、これは私の勘違いでした。毎月返済をしっかりやっているのに延滞になるわけがありません。

電話に出るとプロミスの電話の担当者の声は丁寧で明るかった。
若い女性の声だった。

プロミスからかかってきた電話はなんと「限度額増額の案内だった！」

「お客様は毎月しっかり返済もしており当社からの評価も高いですのでこの機会に増額しませんか？」・・・という内容の電話でした。

今までの限度額50万円をなんと30万円の増額で80万円にできるそうだ。
僕は迷わず「お願いします！！」と言ってしまった。

その後、簡単審査を行い僕のプロミスのキャッシングカードの限度額は80万円になった。借金ができる限度額が増えたにすぎないのに、余分にお小遣いをもらった気分になり僕は気持が舞い上がってしまいました。

今まで学校にいっても会社にいってもどこにいっても僕を評価してくれる人がいなかったのに唯一、消費者金融が僕を評価してくれて限度額を増額までしてくれるのだ。僕は悪い気がしないどころか嬉しくて仕方がなかった。

また、しばらくしてから今度はアコムから僕の携帯電話に電話が入ってきた。

「この度、当社のキャッシングカードはクレジットカード機能をつける事ができるようになりました。この機会にどうですか？」・・・とアコムのオネーさんが電話で勧めてきました。

もちろん迷わず僕はＯＫの返事をしました。

そして数日後、僕の手元に「ＭＡＳＴＥＲブランドのクレジットカード」付きのアコムカードが送られてきた。今まで使ってきた古いアコムカードは破棄して下さいとのことでした。

しがないサラリーマンの僕が簡単にマスターブランドのクレジットカードを手に入れて悪い気がしなかった。

なぜなら以前、僕は銀行系のクレジットカードを申し込んだらあっけなく審査に落とされて気分を害した経験があったからだ。

それが甘い審査で簡単にマスタークレジットカードが手に入ったのだから嬉しくないはずがありません。

かくして僕は消費者金融と仲良しになっていき、その後ますます消費者金融の借金地獄にのめりこんでいくことになったのだ・・。

⇒次回に続く

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