消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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ITバブル崩壊で信用取引で建てた持ち株が軒並み暴落して、大きな損失を抱えた僕は、強制ロスカット（強制決済）をなんとしても避けるために、再びサラ金からお金を借りて、追加担保証拠金として納めてその場をしのいだ。

しかし株の下落はとどまる事をしらずに、日に日にズルズルと落ちて行った。

アコムで借りた50万円で補充した株の信用取引枠はあっとう間に無くなり、次にプロミスから80万円限度額一杯を借りた。

「これで株の暴落が収まれば、なんとか切り抜けられる！」・・・と希望的観測を持った僕だが世の中甘くはない！

プロミスから借りた80万円を継ぎ足しても、持ち株は下落し続けて私の持ち株の評価損が日に日に減って行くのが実感できた。


-20万円・・・・

-16万円・・・・

-23万円・・・・

-18万円・・・・


こんな感じで毎日、株の価格が減少していった・・。

1日で20万円前後のお金が消えていくのだ！！

レバレッジの効いた信用取引で株投資をやっているとはいえ、1日に16万円とか20万円とかのお金が煙のように消えて行ってしまう・・。


この金額は安月給のサラリーマンの僕の1か月分の月収に近い。
その月収に近い金額が毎日、わずか1日で消えていくのだ。

しかも、これらのお金は既に自分のお金ではなく、消費者金融で借りて買い支えたお金だ！！

そんなわけで、プロミスから借りた80万円も消えてしまうのにそう日にちを要さなかった・・・。

たちまち証拠金不足で持ち株の保有は困難となってしまった。

「よし！今度こそは！」・・・と意を決した僕は次の消費社金融のカードを出した。

次は「レイク」の50万円枠である。

消費者金融のレイクからカード限度額を50万円一杯借りた僕はついに借金額が180万円となってしまった。

しかし、なんとしても信用取引株の強制決済を避けるために、借金の金額の大小などどうでもよかったのだ！

「株も連日大きく落ち続けたから、そろそろ大底だろう」・・・と僕は思いこんでいたからだ。

僕の持ち株の株価が元の値段に戻れば、180万円の借金もあっという間に返済できるし、元手の2000万円も帰ってくるからだ！

「株よ！上がってくれ！！」・・・僕は自宅で手を合わせて神様に祈った！

普段、神様なんて信じていない僕が本気で神様に祈っている姿は実に滑稽かもしれないが、僕だけに限らず人間は切羽詰まると手を合わせて天の神様に祈るのではないだろうか？

そして、天の神様は願いをかなえてくれるはずだと、信じて疑わない僕がいた。

⇒次回に続く


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