消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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華やかかりしＩＴバブルの頃、株で大儲けして調子に乗った僕は、信用取引で目一杯株の売買を行い、その後ＩＴバブルがはじけて、大きな損失を抱え、信用取引で買った持ち株を維持するために以前利用していた消費者金融のカードを動員してお金を借りては信用口座の追加担保証拠金とした。

アコム50万円、プロミス80万円、レイク50万円の3社から合計180万円の借金をあっとう間に抱えることになった。

これで信用取引で買った持ち株が持ち直してくれればＯＫなのですが、4の中そう甘くは無かった・・・！

連日の暴落後、一時期少し反発して一服していたＩＴ株が再度下に向けてズルズルと下がり始めてきたのだ！

消費者金融3社で180万円もの借金をしてまで買い支えた信用株のマイナスが更に膨らみ、再び追証になりリーチがかかった。

僕は4社目の融資を決意した！

以前利用していた武富士のキャッシングカードを引出しから出した！
武富士は確か80万円の融資限度額があった。

僕は迷わず武富士のＡＴＭから80万円の現金を下した。
これをすぐに証券会社の信用取引口座に入金した。

これで何とか信用取引株の強制決済（強制ロスカット）を免れることができた。

しかし、これで僕の消費者金融の借金が260万円になってしまった。
4社260万円なので立派な多重債務者の仲間入りだ。

かつて、消費者金融の借金を完済した時は、「もう絶対に多重債務はこりごりだ！」・・・と思っていたのに、また同じ事を繰り返してしまうとは・・・。

僕は情けなくて涙が出てきた。

これで株が上げてくれれば問題ないのだが、自分の思い通りにいかないのが世の中の常だ。

僕の持ち株は更に下げ続けていった。
しかも株の下げ方が以前とは比較ならない位加速していき、武富士から借りて入金したばかりの80万円の信用取引枠はあっとう間に枯渇していくのでした。

手取り20万円の安月給サラリーマンの僕の給料の4カ月分の80万円がわずか数日で消えつつあるのを見て、僕は思った・・・。

『俺はとんでもない世界に足を踏み入れてしまった・・・』

一時期、株式投資で勝ち続けていて調子に乗っていた僕は「いつかは株で億万長者になって東京にビルを建ててやる」・・・と野心を持ったのですが、この世界は初心者が簡単に勝てるような甘い世界ではなかったのだ。

そして僕の借金地獄はまだまだ続くのであった

⇒次に続く

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