消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

株式投資やFX投資で借金地獄に落ちた住人が住むランキング

株式投資で大儲けして多重債務を完済してすっかり自信をつけた僕はさらに大きな株取引に挑戦した。

当時もてはやされていたIT関係の株銘柄を2000万円近くの投資資金を担保に信用取引を使って全力買いをした。

最初のころは勝ちに勝ちまくった。

『もう俺には怖いものは何もない！！』・・と自分の株取引に自惚れた・・。

しかし、ある日を境にIT株群は下落を始めたのだ！
つまりITバブルの崩壊である。

しかし、当時の僕はITバブル崩壊の序章だとは知らずに「一時的な下げだ！」と思いこみ、信用取引で投資していた持ち株をそのまま保有し続けた。

否・・・むしろ「絶好の買いのチャンスだ！」と思いこみ下がったところで更にナンピン買いを繰り返した。

しかし投資しているIT株は騰がる気配も無く、日に日にズルズルと下げ続けていった。

今思えば今の内に持ち株を処分してサッサと逃げてしまえば暴落の被害も軽傷で済んだのに・・・・。

しかし当時の僕は「そんなはずはない！今に大きく株は反発して僕の持ち株は2倍～3倍に騰がるはずだ！！」・・・と信じて疑わずにそのまま持ち株を全部持ち続けた。

しかしIT系の株は更につるべ落としの如く下げていった。

そしてついに僕の株の含み損益はマイナスに転じてしまった。

そして信用取引枠もジリジリと減少していった・・。

それでも僕は意地を張って保有株を持ち続けていた。

毎日持ち株の含み評価のマイナスが大きくなる度に僕は冷汗をかいた。
そうなってしまっては仕事もロクに手がつかない・・・。

一時期、株で大儲けしてリッチだった頃の僕は会社でも「お前最近明るくなったな！」と上司や同僚に言われていたが、保有株のマイナスが大きくなるに従い、ブルーになっていき社内でも口数が少なくなった。

そして同僚や上司は「お前最近顔色が悪いぞ！」とか「お前最近痩せたんじゃないか？」・・と心配するようになった。

そう・・・僕はIT株バブル崩壊を気に食欲も無くなって行き体重もガクンと減って行ったのだ。

手持ちの現金の範囲で株で損するならまだ良い。
しかし僕の場合は信用取引を使って資金目一杯の売買をしていたからタチが悪いのだ。

つまり手持ちの現金を担保に借金をして株を買っているのと同じだからだ・・・・！

そしてついに信用枠の余裕がなくなり僕は追証（追加担保）をせざるを得なくなったのだ。

証券会社の信用取引口座に追加資金を入れないと僕の持ち株は強制決済をされてしまい損をしてしまうわけだ。

なんとしても強制決済だけは避けたいと思い、僕は手持ちの残りの現金を証券口座に入れまくった。

しかし保有しているIT株は更に暴落していき、手持ちの現金を証券口座に入れるだけでは間に合わなくなってしまった。

「ヤバい・・・どうしよう・・・もう現金がないぞ！」・・・ほとんど観念してしまった僕の頭の中に「消費者金融」という文字が浮かんだ！

「そうだ！僕には消費者金融のカードがある！」

限度額がフルに残っている消費者金融のカードが僕には何枚もあった。限度額はざっと500万円以上！

この500万円の限度額をもってすれば信用取引の保有株を買い支えることができる！

かくして僕はまた消費者金融のお世話になることになったのだ！

⇒次回に続く

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