消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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消費者金融の借金地獄に少しずつ落ちていく僕は、当時は自分自身が地獄に少しずつ落ちていく自覚すらありませんでした。

いや、むしろ消費者金融は自分が望めばいつでもお金を融資してくれるアラジンの魔法のランプのような有難い存在にしか見えませんでした。

テレビのＣＭなどでは大手の消費者金融会社が「ご利用は計画的に！」と体裁の良いことを言っておりますが、そんな事は我々消費者金融を利用している人間にとっては「馬の耳に念仏」といってよいでしょう。

後先の事や計画性をしっかり持って消費者金融でお金を借りる人なんているのでしょうか？！まず一人もいないと思います。

だってしっかりとした計画性を持った人やお金の管理がしっかりとできる人は、そもそも消費者金融でお金を借りるわけがないですからね（笑）

僕らのような消費者金融の借金依存症の患者（？！）は後先の事や計画性など考えて消費者金融を利用するわけがない。「現在の目先の現金」だけを見ているのが我々である。

無人の店舗のＡＴＭや銀行ＡＴＭ、コンビニのＡＴＭから現金がポンッと出されたものを何の躊躇もなく有難く使うのが我々消費者金融利用者である。

そんな考えである僕は、アコム50万円、プロミス80万円、レイク50万円の利用限度額180万円が底を尽きつつあった。

そして次に消費者金融の融資先をアテにして無人契約機にフラフラと足を運ぶのであった。

僕の4社目の消費者金融は武富士であった。
これも無人契約機を利用して融資の申し込みをした。

ある秋晴れの日曜日に僕は郊外の国道沿いにある武富士の無人契約機を目指して自転車を走らせた。

国道沿いに、小さな小屋（？！）のような建物がポンッと立っており、その中に武富士のＡＴＭと無人契約機があった。

僕も4度目となると消費者金融の融資申し込みは、ほとんど緊張もなく淡々とした表情で融資申し込みをしていた。しかしそれでも消費者金融からお金を借りるという事に対する罪悪感が心の隅にまだ生きており、正直融資の申し込みをする時の気分はあまり良いものではない。これは今でも同じだ。

あと、今までアコム、プロミス、レイクとスムーズにお金を借りれていたのだが、さすがに4社目になると『まだ借りれるのだろうか？』という不安もよぎった。

なぜなら大手の消費者金融の融資可能基準は他社借入3社までとどこかで聞いたことがあるからだ。

「まだ借りれるのだろうか？」・・・という不安を心に持ちつつ武富士の審査結果を待つ僕・・。

20分～25分位経った後だろうか。武富士から審査の回答が来ました。幸い審査はまたパスした。「やった！また借りれたぞ！」というほっとした気分と「また借りてしまった・・・」という不安な気分が私の心の中をゴチャゴチャに交差した・・。

今回の武富士も審査がパスしたけど、限度額は40万円だった。
アコム、プロミス、レイクが初回50万円きっかりの限度額だっただけに、武富士では40万円なので少しがっかりしたと同時に自分自身の融資信用力が少しずつ減退しているのだなと実感しました。。

とはいえ、他社借入3件、借金総額180万円位の僕でもまた大手の消費者金融で借りれたので、当時の武富士は相当審査が甘かったのではないだろうか。過去に事故歴があるブラックの僕の知り合いが武富士で借りれたと言っていたくらいだから、武富士は大手の中ではかなり柔軟な審査なのだろう。

ただ当時の武富士は取り立てなどはかなりエグイことをやっていたという噂も耳にしていたので、僕も返済ができなくなったらどうしよう・・という不安と恐怖はありました。

これで僕の消費社金融の借入件数が4件となった。
さすがに4件となると借金の利用も少し慎重になってきた。今までみたいにキャバクラに行きたいからといってジャブジャブとＡＴＭからお金を借りてジャブジャブとお金を使うような利用法はしなくなった。

週に4回位通っていたキャバクラも週に1～2回位になってしまった。

しかし今から消費者金融の利用を自粛しても僕にはすでに180万円近くの借金があった、これらの返済に僕は今後追われることになるのであった・・。

⇒次回に続く・・・


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僕が思うに消費者金融で借金をする事、消費者金融でお金を借りる事は一種の心の病だと思う。

タレントやスポーツ選手などがストレスが原因で奇行を行ったり、麻薬などの薬に手を出したりしますよね。消費者金融の借金に依存する事もそれと同じようなものだと思う。

小中学生や高校生などのイジメや不登校などの問題も子供達の心の病にほかなりませんが、消費者金融の借金もそれと同じようなものだと思う。

また学生を卒業してもいい年して定職に就かず家に引きこもっている人や親元でパラサイトしている大人達も心の病だと思う。そして消費者金融の借金に依存する事と共通する心の病だと思う。

また、夫婦関係がギクシャクして家庭の会話が少なくなってしまうことや外で不倫などをする行為も道徳的な事以前に心の病だと思う。これも消費者金融依存症に近い心の病だと思う。

僕自身も、消費者金融のアコムで初めてお金を借りてからプロミス、レイクと3社目を利用する頃、消費者金融に依存した病になりつつあったのです。

今思えば、僕の普段の心の隙間や空虚感、ストレス、自分が世の中で認められない事による虚しさを埋めるために消費者金融を利用して借金をし続けてきたわけだ。

生活費が苦しくて、その生活費を少しだけ埋めるという動機と目的の為に利用を始めた消費者金融だったのが、今ではいつの間にか自分の心の虚しさを埋めるための道具として消費者金融の借金を利用している自分がいた。

しかし、当時の僕は「心の病」なんていう自覚もありませんでした。自分が借金依存症の病になりつつあることすら気づいていなかったと思う。これは僕に限らず消費者金融の借金に依存し続けている人ならわかると思う。

さて、当時の僕はこの消費者金融依存症の病の初期症状だったので、そこで我にかえっていれば、まだ修正が可能だったでしょう。

しかし、僕は心の病に陥っている事に気付かずに更に消費者金融の借金地獄にのめりこんでいくことになっていったのです。

会社の仕事が終わると連夜のように消費者金融のキャッシングカードでお金を下ろしてはキャバクラ通い、風俗通いを続けていきました。

そんな不経済な生活をしていてはいくら限度額が通算180万円もあっても底が尽きるのは時間の問題です。

アコム、プロミス、レイクのキャッシングカードの限度額が底をつき始めてきた僕は更に4社目の消費者金融の融資を試みる事になったのだ。

⇒次回に続く


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