消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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４００万円以上もの消費者金融の借金を抱えた僕は、自分の安月給だけでは毎月の返済が不可能と知り、お尻に火がついた。そして借金返済の為に副業アルバイトを探し始めたのだ。

アルバイトをやるなんてもうかれこれ何年ぶりだろう・・・
確か高校生の頃に地元でスーパーの品出しとかレストランの皿洗いのアルバイトをしていたけど、これも１０年以上も前の話だ。

正直今さら本業以外にアルバイトをやるのは恥ずかしい感じもしたが、借金返済の為に背に腹は代えられない・・。もう既に次の返済が１週間前と迫っているのだ！！

１週間以内に最低７万～８万円は用意しないと、借りている消費者金融の全てを返済できずに延滞者になってしまう！！

そんなわけだから、僕はすぐにお金が貰える日払いアルバイトを探すことになった。

１週間以内に７万円～８万円の現金を日払いで手にできるアルバイトは限られている。「倉庫内の荷分け作業」とか「道路工事などの土方作業」又は「建築現場の資材運び」などのアルバイトばかりだ。

正直言って、この手のキツイ肉体労働は体力の無い僕にとってやりたくない仕事の部類だ。

しかし消費者金融の借金の返済期限が刻一刻と迫っているので贅沢は言っていられない。

とりあえず次の返済の為のまとまった現金７万～８万円を短期で稼いだらキツイアルバイトは止めて皿洗いとかコンビニのアルバイトにチェンジすれば良い。

そう割り切って僕はある倉庫内の荷分け作業のアルバイトに応募した。

求人誌には「いい汗かいて高収入！」・・・というキャッチフレーズで募集している倉庫の肉体労働系のアルバイトだ。

『日給が１２０００円で日払いも可能』と書いてあったので今の切羽詰まった僕にはこの仕事しかないと思った。

ただ気になるのは勤務時間である。
夜の８時から翌朝の８時までとなっている。
つまり１２時間労働だ。

昼間は本業の仕事を朝９時から夕方６時位までやっているので、２４時間ほとんど寝る暇がないではないか！？

正直、「体がもつかなぁ・・・」とブルーになったが、迫っている借金の返済の為に仕方がない・・・１週間我慢してやってみようと思った。

そして僕はそのアルバイト先に応募の電話をして面接に行くことになった。

⇒次回に続く

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夢はかなく・・・信用取引の株式投資で全財産を失い400万円の借金を抱えた僕はしばらく放心状態だった。

今考えると「鬱状態」だったのかもしれない。
骨の抜けた状態で何をやろうとしてもやる気が起きない。

仕事も手につかない・・。
食欲も無い・・・
性欲も無い・・・
物事に全然興味がわかない・・・
どんなテレビ番組を見ても面白くない・・・

そんな状態がしばらくの間続いた・・・。

株で全財産を失ったショックと、今まで長い期間にわたる株の下落の恐怖と不安から解消された解放感がゴッチャになっていたわけです。

会社に行っても「ぼけ～」と腑抜け状態・・・。
最初は上司に怒られたり、同僚が心配をしてくれたのですが、日が経つにつれて、「もうあんな奴ほっとけ」・・・という雰囲気になり誰も僕に近寄らなくなりましたし、僕に声もかける人もほとんどいなくなってしまいました。

「もうアイツはそう長くないだろう、いつ辞職届をだすんだろう・・」と噂話をしていたようです。

そんな腑抜け状態が何日も続いたのですが、ある日を境に僕はお尻に火がついたのです！

それは月末前の日に毎月の消費者金融6社の返済すべき金額を知り愕然としたのです。

毎月の6社の返済額が最低限の元本と利息を含めて17万～18万円になるのです！！

僕の会社の給料は手取り20万円がやっとです。
毎月の家賃も7万円払っており、その他光熱費や食費、生活費などを含めたら大幅な赤字です。

しかも、僕には貯金がゼロ円！
銀行には既に1円のお金もなかったのです。

ヤバイ・・・・これでは消費者金融や家賃の支払いができなくなる！

危機感を感じると人間と言うのはもう「鬱」なんてなっている暇がなくなります。今まで「ボケ～」としていた状態が一気に「シャンッ！！」となったのです。

いやはや・・・借金の力を凄いものです。
腑抜け状態の人間の目を一気に覚ましてしまう力があるのですから。

僕は急いでコンビニエンスストアに走り無料のアルバイト情報誌を何冊かわしづかみにして家に持ち帰った。

そしてすぐに現金が貰える日払いアルバイトを探しまくったのです。
月末の返済時期まであと数日です。

借金の返済は待ってはくれません。

・・・焦る僕

⇒次回に続く

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