消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

何度も消費者金融のお世話になる多重債務者のブログランキング

旧友Aと一緒に立ち上げたビジネスが成功し、消費者金融の借金を全額返済し晴れて完済人となった僕は1円の借金も無いのんびりと平和な生活をすることができた。

Aと立ち上げた会社の事業は順調でアルバイト従業員も増えて、日々の仕事も卒なくこなし、プライベートでも少しおしゃれな新しい賃貸マンションに引っ越し、夜は夜で軽くお酒を飲みに行けるくらいの経済的余裕もできた。

ただ以前のように派手な散財生活をすることもなく、自分的には質素でつつましく日々を送る毎日だった。

あいかわらず彼女はいないし、豪華絢爛な生活をしているわけではないけど、今の僕にとっては借金の無い生活ができるだけで十分満足でした。

以前利用していた消費者金融のキャッシングカードは全てハサミを入れて処分もした。

しかし、一つだけ気になることがありました。

一緒に会社を立ち上げた旧友Aの最近の行動である。
以前は会社内にいる事が多かったAが近頃やたらに外出が多いのである。

それも外出してはすぐに帰ってきて、そしてすぐにまた外出しては帰ってくる・・・とにかくせわしい行動なのである。

そして最近のAは口数が少なくなり、気持ちもなんかソワソワ、イライラしているようで近寄り難い印象だ。

会社内でもデスクに座って怖い顔でしばらくジ～～ッと何か考え事をしているかと思うと突然会社を出てどこかに出かけてしまう。

そして帰ってくるとまたソワソワと何かの書類をジ～～ッとしかめっ面で延々と眺めている・・・・・。

そしてAは事務所内で誰かと電話をしている時も何か口調がキツクてけんか腰の感じだった。

「来月までなんとかする」だの、「もう少し待ってくれないか」だのAはかなり動揺した表情で誰かと電話をしているのだ。


僕も気になってAに『どうしたんだい？！何か困ったことでもあるの？』と聞くのだが、Aは決まって『いや、別に何でもない・・・』と言葉を返すのである。

Aは何でもないと言っているが僕から見るとAは何か隠し事をしているとしか思えない。

『何かあるな』と僕は直観した。


そして2週間位経った後、Aは『しばらく出張に行ってくるので後をよろしく』と言い残しどこかへ出かけてしまった。

僕は、『どこへ行くの？行先を教えてよ』と聞いたのだが『会社の仕事の商談だ』の一点張りで行先を教えてくれずに出張にでかけたのである。

まぁ仕方ないか・・・と僕は思いAの出張中も会社の業務をこなすことにした。

そしてある日の昼に私の会社に2人の男がやってきた。
どちらの男も年は30代後半から40代前半だろうか。

ダブルのスーツを着て目つきは鋭く言葉使いもお世辞にも上品とはいえない男達だ。

「ヤクザ」ではなさそうだが、その種の人間に近い雰囲気を出している人相の男達である。

2人の男の一人が『Aはいるか？』と僕に聞いてきた。

一体、こいつらは誰なのだ？！

⇒次回に続く


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