消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

本業以外でアルバイトをして借金返済を試みる人が多いブログランキング

信用取引の株式投資で失敗し強制決済をくらって全財産を失い更に、消費者金融で他社借入6件、計400万円以上の借金を負ってしまった僕は、1週間後に迫る消費者金融の多額の返済に備えて本業以外に副業のアルバイトを始めた。

仕事は夜間の、倉庫荷分け作業だ。
雇い主は派遣会社なのですが、派遣先の倉庫があの佐川急便の倉庫です。
佐川の荷物を仕分けしたりする仕事です。

時間帯は夜の8時から翌朝8時の12時間。
1日働くと12000円の日給が日払いで貰える。

佐川急便系の仕事と聞いて僕は「ゲゲ～～ッ！！」と思った。
以前、誰かから佐川急便の荷分け作業はキツイと聞いた事があったからだ。

正直言ってあまりやりたくないアルバイト仕事である。
しかし消費者金融の借金の返済が目前に迫っている以上、日払いで日給1万円以上貰えて夜間働けるところといったら、この手の倉庫作業しか仕事なかったのです。

夕方に面接に行ったら、その場で『即決採用』でした。

この手のキツイ仕事は、あまりやりたがる人がいなくていつもアルバイト人員を募集しているので、僕みたいな男でも簡単な面接で即決採用になるわけなのです。

そして、派遣元の担当者の方が、「早速今夜から働けるかな？」・・・と僕に訪ねてきた。

僕もお金に困っていて1日でも早くアルバイトで稼がなくてはいけないので、「ハイ！やります」と即答した。

そして早速のアルバイトの初出勤です。

噂では聞いていたけど、佐川の荷分け作業の仕事は想像以上にキツかった。まぁ慣れている人にとってはどうってことの無い仕事なのでしょうが、元々体力が無く、長年デスクワーク仕事をしてきた軟弱な僕にとってはかなりシンドイ仕事でした。

ベルトコンベアーから荷物が容赦なくガンガンと流れてきて、それを遅れずに仕分けして佐川急便のトラックに積み込むわけです。

しかし追いつかなくなり流れてくる荷物がどんどんドサドサと溜まっていきます。処理しきれずに僕がマゴマゴしていると、突然「お前！何やっているんだ～～～！」と倉庫内のリーダー格の人に怒鳴られます。

怒鳴られた僕は更に慌てて、焦るあまり荷分けを間違えたりすると、更に口汚く怒鳴られます。

仕事でこんなに大声で怒鳴られたのは生まれて初めてです。

そして倉庫内の周りを見回してみると、怒鳴られているのは僕だけではなく、他のアルバイトの人もあちらこちらで怒鳴られたり、怒られたり、中には荷物を目の前でブン投げられたりしている人もいました。

倉庫内は冬の寒い季節だというのに熱気に包まれて汗だく状態。
そして倉庫内でアチラコチラで罵声が飛び交っているのです。


「いやはや・・・凄いところに来てしまったなぁ・・・・」と僕は後悔しました。

「こんなキツイ仕事で12時間も拘束されるなんて、拷問だな」と思った。


もう仕事を途中で中断して逃げ出したい気持になりましたが、400万円もの借金を考えるとそれもできずに我慢して必死に荷分け作業をしました。

まぁ佐川の倉庫作業は途中で休憩時間も何度かあるのですが、それでもやはりキツイわけです。

特に僕みたいに昼間もサラリーマンとして働いている者にとっては、かなり堪えるのです。

深夜の2時～3時位になると、今度は急に眠気が襲ってきたりします。ハードワークで体を動かしていても眠くなってしまい途中で何度も意識が飛びそうになりました。

その時ばかりは僕は、数か月前の傲慢だった自分を呪いました。

『あの時、調子に乗って借金して株式投資なんてやらなければ今頃は家のフカフカの布団に入って寝ていられたのに！！』・・・と。

しかし今さらいくら自分を呪っても後悔しても過ぎた事を悔やんでも仕方がありません。

『辛いけど1週間後の消費者金融の返済期限まで、我慢してこの仕事を続けよう』と思ったのでした。

⇒次回に続く

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