消費者金融地獄の体験談と審査の甘い融資先

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株の信用取引で消費者金融の完済を試みた僕は、最初の株デビューのトレードで勝利をおさめ、その後も短期で低位株・ボロ株を中心に買っては売って、買っては売ってを繰り返して勝ちを重ねていった。

僕が買った全ての株はその後面白いように上がり、その度に数万円～十数万円の利益を出すことができました。

今思えば、僕が株を始めた時期が良かったのだ。
日本の株式市場はバブル経済で長い間低迷を続けていて株価も大底を付いていた時期だった。

なので僕が株を始めた時期はどの株も安くバーゲンセールのようであった。そして丁度その頃に「インターネットベンチャー企業」などが出始めており、ITバブルの前夜の頃だったのだ。つまり長年低迷していた株式市場の復活の兆しを見せていたわけです。だから僕が別に株が上手なわけではなく誰が買っても勝つことができた時期でもあったのだ。

しかしバカな僕は連日株式トレードが連戦連勝だったのにすっかり気を良くしてしまい、「俺は株の才能があるようだ！」と本気で思っていました。

僕が目をつけた銘柄は皆勢いよく騰がって行きました。

それと共に、僕の証券口座の現金残高もガンガンと増えていきました。初期投資資金が50万円だったのがいつの間に200万円を超えるようになったのだ！

『イケる！イケるぞ！これなら全ての消費者金融の借金の完済も時間の問題だ！！』・・・僕は心が晴れやかになった。

こんな晴れやかな気持ちになったのは何年ぶりだろう！

職場でも同僚や上司から「お前、最近顔色が良くなったね！性格も明るくなったなぁ！」と言われるようになりました。

それだけ当時多重債務で悩んていた時は気持ちが沈んでいて性格も暗くて顔色も悪かったわけです。

しかし借金完済の出口が見え始めてきた今は心はウキウキとなっておりました。

よし！その調子でもっともっと株で稼いでいくぞ！と俄然気合いが入る僕であった。

⇒次回に続く

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他社借入7件、合計350万円近くの借金を消費者金融から借りていた当時の僕は多重債務脱出を誓い、株式投資の道に足を踏み入れた。

まぁ簡単に言ってしまえば『株の短期トレードで一攫千金を得て消費者金融の借金をやっつける！』という作戦だ。

僕は「会社四季報」と「日本経済新聞」を取り寄せてターゲットとなる株銘柄を探した。

長期的な投資なんかハナから考えていない、だから一般的に言われている優良株というものはスルーした。僕が狙うのは短期でいかに騰がり儲けられそうな銘柄・・・つまり仕手性の銘柄だ。

僕は仕手の噂のあるような低位株やボロ株などをいくつかピックアップしてそれらを投資対象としてトレードを行うつもりだった。

確か最初に取引したのが「山水電気」とかいうボロ株だった。

山水電気は今も東証1部上場している銘柄だが、昔も今も50円以下のいつ倒産してもおかしくないボロ株の代表格だ。

僕は山水電気を信用取引の買いで1万株買った。
当時確か35円位だったと思う。
投資資金は35万円位。信用取引枠が150万円あったので余裕で1万株買えた。

山水電気を買ってから数日して予想通り上がり始めた。
確か39円位まで揚がったと思う。

僕は山水電気を39円で全て売った。
1万株の取引だったので手数料を引いても3万円位の儲けを出した。

わずか3万円の利益だが、初めての株式投資にしては幸先の良いスタートだった。これがビギナーズラップというものだ。

しかし、その後山水電気は僕が売った後にどんどん上がって行き、最終的には80円位まで騰がって行った。

すぐに売らずにそのまま1万株を保有していれば40万円位の儲けになったのに・・・僕は地団駄を踏んだ。

まぁ「とらず狸の皮算用」を悔やんでも仕方がない。
僕は次のターゲットの銘柄を探した。

僕の株式投資一攫千金で借金完済大作戦は始ったばかりだ！絶対に全て返済して多重債務地獄から脱出してやるぞ！

⇒次回に続く

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